【タイエーの歴史】
2023年2月28日放送『マツコの知らない世界』の「ご当地コンビニの世界」にてタイエーを紹介していただきました。
沢山の反響がある中で、何故、ハセガワストアの『元祖やきとり弁当』が根室にあるの?って思った方も多かったと思います。
ここで、タイエーの歴史を紹介させて頂ければと思いますしたい。
昭和6年に先代の田家喜代松が根室市千島町に小さな食料品店(現在のタイエー千島本店)を構えたことから商売が始まりました。
昭和49年に2代目の田家定美が家業を継ぎ、株式会社田家商店として法人化されました。
当時は船舶の食料品も多く手掛けておりました。現在では件数は減りましたが、秋刀魚船の食料品の積込みも続けております。
昭和62年、函館に焼き鳥を焼いている面白いコンビニがあると聞いていた当時27歳(3代目)の社長は、友人の結婚式で訪れた函館で、若気の至で常識はずれの行動をする。結婚式が終わった夜9時にハセガワストアに電話をかけてお店を見せて欲しいとお願いをする。
その行動に応えてくれたのが、長谷川会長であり、見ず知らずの若者に、お店を案内して頂いた後なんと、夜中の3時まで延々と商売について教えて頂いた。本当にコンビニをやるのであれば、修行においでとなる。
当時根室には24時間のコンビニがない時代、これからはコンビニの時代がくると考えていた社長は、運命を感じ、長谷川会長に修業のお願いをすることとなる。3ヶ月と短い期間ではあったが、コンビニの経営についてのノウハウや元祖やきとり弁当について勉強させて頂くことになる。
長谷川会長の出会いがなければ、今のタイエーは無かったですし、今こうして何とか商売を継続していられるのは、会長に教わった数々の人としての在り方や商売の原点、そして看板商品の『やきとり弁当』という巨大な名物のお陰と感謝している。
この度のマツコの知らない世界においても、ご当地コンビニとしてタイエーを取り上げたいとのお申し出に、ハセガワストアの許可を頂いての放送となっております。
修業を終えて、昭和63年9月にFOOD STORE 田家としてミニスーパー形態にて新装開店し、根室に『やきとり弁当』を販売する許可をいただき、根室にやきとり弁当が誕生しました。
根室出身の人はFOOD STORE田家を懐かしいと思う人もいるのではないでしょうか?
平成元年12月に根室初の24時間コンビニエンスストアとして第1号店のタイエー曙店を開店
その際、函館ハセガワストアのエリアフランチャイズとして展開する運びとなりました。
その後「清隆店」、「昭和店」、「西浜店」と店舗を増やしていき「千島本店」をコンビニ転換しました。(後に「清隆店」、「昭和店」は閉店し、現在は千島本店、曙店、西浜店、市役所売店の4店舗営業)
現在も函館ハセガワストアのエリアフランチャイズのタイエーとなっております。
田家商店としては92年、コンビニのタイエーとしては34年経ち、お客様に支えられて現在のタイエーに至ります。